2022年9月Xperiaの新機種が発表となりました。その中から、Xperia 5 IVを紹介したいと思います。
2021年冬に発売したXperia 5 IIIの後継機種として、2022年10月21日から発売開始になりました!!
Xperiaには1シリーズ、5シリーズ、10シリーズ、Aceシリーズが主要ラインナップとなり、その中で1シリーズと5シリーズがハイエンド機種です。5シリーズは比較的コンパクトなサイズ感と十分なハイスペックを兼ね備えている人気のシリーズです。
Xperia 5 IVはそのXperia 5 IIIの後継機種で、どんなスペックなのか、前モデルとの比較や、進化点、魅力ポイントなど、分かりやすく説明します。
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のスペック比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のサイズ、重量、比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のUIM比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のOS比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のCPU比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のRAM/ROM比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」の外部メモリ比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のディスプレイ比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のリフレッシュレート比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のカメラ比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のバッテリー容量比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」の通信速度比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のWi-Fi/Bluetooth比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のワイヤレス充電(Qi)比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のスピーカー比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」の防水防塵認証比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」の生体認証比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のその他比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のカラー比較
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」の外観比較
- 「Xperia 5 IV」の取り扱いキャリアは?
- 気になる予約開始、発売日はいつ?
- 各キャリアの価格は?
- 同じケースを利用できる?
- 「Xperia 5 IV」の魅力は?
- 「Xperia 5 IV」はどんな人におすすめ?
- まとめ
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のスペック比較
スペックを比較した一覧はこちらです。(ドコモ公式HPより)
Xperia 5 IVとXperia 5 IIIを比較して、より良くなった箇所へ赤線、逆に悪くなった箇所へ青線を引いています。
Xperia 5 IV | Xperia 5 III | |
サイズ[高さ×幅×厚さ/mm] | 約156×67×8.2mm | 約157×68×8.2mm |
UIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM |
質量[g](電池含む) | 約172g | 約168g |
OS | AndroidTM 12 | AndroidTM 11 |
CPU | Snapdragon 8 Gen 1 2.9GHz+1.7GHz オクタコア | Snapdragon 888 2.8GHz+1.8GHz オクタコア |
内蔵メモリ[RAM/ROM] | 約8GB/128GB | |
外部メモリ 最大対応容量 | microSDXC(1TB) | |
メインディスプレイ | 約6.1インチ/有機EL 21:9ワイドディスプレイ | 約6.1インチ/有機EL シネマワイドTM ディスプレイ |
メインディスプレイ 解像度[横×縦] | Full HD+ 1080×2520 | |
リフレッシュレート120Hz対応 | ○ | |
HDR | ○ | |
アウトカメラ 有効画素数/F値 | 約1220万画素/2.2 約1220万画素/1.7 約1220万画素/2.4 | 約1220万/2.2 約1220万/1.7 約1220万/2.3(70mm) ⇔2.8(105mm)(自動切換) |
インカメラ 有効画素数/F値 | 約1220万画素/2.0 | 約800万/2.0 |
バッテリー容量 | 5000mAh | 4500mAh |
5G 通信速度 [受信時/送信時の最大速度] | 4.2Gbps/218Mbps | |
4G 通信速度 [受信時/送信時の最大速度] | 1.7Gbps/131.3Mbps | |
VoLTE/VoLTE(HD+) | ○/○ | |
テザリング同時接続数 [Wi-Fi/USB/Bluetooth®] | 10台/1台/4台 | |
Bluetooth(対応バージョン) | ○(5.2) | |
WORLD WING® 4G(LTE)/3G/GSM | ○/○/○ | |
接続端子 | USB Type-C | |
ワイヤレス充電(Qi) | ○ | – |
ステレオスピーカー | ○ | |
防水・防塵 | ○/○ | |
ワンセグ/フルセグ/FMラジオ | -/-/○ | |
おサイフケータイ®[Felica®] | ○ | |
生体認証 | ○ 指紋 | |
ハイレゾ ※ハイレゾ対応のヘッドセットや スピーカー(別売り)が必要 | ○ | |
その他機能 | ディスプレイ輝度約50%UP ステレオスピーカー(新構造) 前モデルより強度向上 | アシスタントキー |
カラー | エクリュホワイト ブラック グリーン ブルー パープル | グリーン フロストシルバー フロストブラック ピンク |
発売時期 | 2022年10月21日 | 2021年11月12日 |
価格 2022/10/15時点 | 137,280円 | 113,256円 |
価格 (いつでもカエドキプログラム適用) | 63,360円 | 68,376円 |
メーカー | ソニー株式会社 |
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のサイズ、重量、比較
厚みは同じですが、Xperia 5 IVの縦横が「約156×67mm」と1mmずつ小さくなっており、画面サイズを維持しながらよりコンパクトになっています。
重量はXperia 5 IVが「172g」と、Xperia 5 IIIと比べ約4g重くなっています。ただし、バッテリー容量がUPしていることを考えると、そこまで気にならない変化です。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のUIM比較
Xperia 5 IVでは「nanoSIM」と「eSIM」の両方に対応しています。
国内のXperia5シリーズとして初めてのeSIM対応となり、eSIM対応を待っていた方は非常に嬉しい進化点です。
従来通り「nanoSIM」にも対応しているので、これまで使っていた物理SIMカードを挿すことでも利用できるのも安心ポイントです。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のOS比較
Xperia 5 IVでは「Android 12」、Xperia 5 IIIでは「Android 11」となり、Xperia 5 IVの方が新しいです。
Xperia 5 IIIも既にOSバージョンアップが実施されており、Android 12へのアップデートが可能です。
Xperia 5 IVの方が将来的により新しいOSまでサポートされます。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のCPU比較
Xperia 5 IVでは「Snapdragon 8 Gen 1 2.9GHz+1.7GHz オクタコア」を搭載しており、最高性能クラスのCPUが搭載されています。
Xperia 5 IIIは「Snapdragon 888 2.8GHz+1.8GHz オクタコア」を搭載しており、1年前時点での最高性能CPUを搭載しています。
両機種ともハイパワーが求められるゲーム等でも困ることの無い、ハイパフォーマンスの処理性能を兼ね備えています。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のRAM/ROM比較
両機種ともRAM8GB、ROM128GBとなっています。
ハイエンドモデルとして、十分なスペックです。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」の外部メモリ比較
両機種とも「microSDカード対応」です。
容量不足になりづらく、嬉しい機能です。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のディスプレイ比較
両機種ともメインディスプレイは「約6.1インチ/有機EL 21:9ワイドディスプレイ」で、Xperiaシリーズの特徴でもある縦長ディスプレイとなっています。
Xperia 5 IIIのディスプレイ名称がシネマワイドTM ディスプレイとなっていますが、実質的にXperia 5 IVと同様の21:9ワイドディスプレイです。
Xperia 5 IVのディスプレイは、最大輝度が前モデルと比べて約50%高くなっており、直射日光下などでも、画面がより明るく見やすくなっています。非常に嬉しい進化点です。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のリフレッシュレート比較
どちらも「リフレッシュレート120Hz」に対応しており、非常に滑らかな画面の描画が可能になっています。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のカメラ比較
両機種とも、アウトカメラは「超広角、広角、望遠」となります。ZEISSレンズ搭載となっており、非常に優秀なレンズが搭載されています。
前モデルでは70mmと105mmを切り替える可変式望遠レンズが搭載されていましたが、今回のXperia 5 IVでは廃止となっています。可変式であったことで、2つの焦点距離に切り替えされていましたが、Xperia 5 IVでは60mmの焦点距離は固定となります。
非常に残念な部分ではありますが、カメラ性能自体は優秀過ぎるレベルなので、個人的には許容範囲です。
また、瞳AFに対応していることで、非常に快適にフォーカスを合わせてくれます。この辺りはさすがSONYのαのカメラ技術が上手く活用されていると感じるポイントです。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のバッテリー容量比較
Xperia 5 IVでは「5,000mAh」のバッテリー容量を搭載しており、前機種Xperia 5 IIIの「4,500mAh」からUPしています。
より長時間利用することができるため、非常に嬉しい進化点です。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」の通信速度比較
両機種とも「4.2Gbps/218Mbps」と非常に高速な通信が可能になっています。
5G対応機種ですが、「ミリ波」には非対応です。ミリ波非対応でも速度自体は十分過ぎるので、特に気にする必要はありません。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のWi-Fi/Bluetooth比較
両機種ともにBluetoothの対応バージョンが「5.2」と新しい規格に対応しています。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のワイヤレス充電(Qi)比較
Xperia 5 IVは「ワイヤレス充電Qi」に対応しました。
Xperia 5 IIIでは非対応だったため、ワイヤレス充電対応を待っていた方には非常に嬉しい機能です。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のスピーカー比較
どちらもステレオスピーカー搭載です。
Xperia 5 IVは「ステレオスピーカー(新構造)」となっており、従来モデルから新しくなっています。これにより音圧が向上しており、非常にキレイな音を楽しむことができます。非常に嬉しい進化点です。
、音質にこだわりの方も安心のスペックとなっており、DolbyAtmosにも対応しています。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」の防水防塵認証比較
両機種とも防水、防塵に対応しています。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」の生体認証比較
両機種ともに「指紋」に対応しています。指紋認証はサイドキーで行うタイプです。
指紋認証は非常に便利ですが、顔認証があるとより快適になるため今後のXperiaシリーズに搭載されることが期待されます。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のその他比較
その他として、両機種ともイヤホンジャック搭載です。
また、Xperia 5 IVは「Gorilla Glass Victus」という強化ガラスが使われており、前モデルと比べ耐久性が強化されています。より頑丈となっており嬉しいですね。
Xperia 5 IIIではアシスタントキーがありましたが、Xperia 5 IVでは廃止となりました。本機能は賛否が分かれますが、個人的には邪魔に感じてしまうため、嬉しい廃止です。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」のカラー比較
Xperia 5 IVは国内5色展開で、「エクリュホワイト、ブラック、グリーン、ブルー、パープル」です。
そのうち、「ブルー、パープル」はドコモオンラインショップ限定カラーのため、ドコモでしか購入が出来ません。限定カラーが2色あるのは珍しく、非常にカッコいいカラーになっています。
Xperia 5 IIIでは「グリーン、フロストシルバー、フロストブラック、ピンク」の4色展開です。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 5 III」の外観比較
Xperia 5 IVでは背面がフラットな形状となっています。逆にXperia 5 IIIでは少しサイドにかけて丸みをおびた形状となっていました。カメラ部分のサイズもやや小さくなった印象です。
背面の処理についても、前モデルでは光沢仕上げとなっていましたが、Xperia 5 IVではマット調のフロスト加工仕上げとなっています。
「Xperia 5 IV」の取り扱いキャリアは?
2022年9月29日時点の情報だと、ドコモおよびKDDI(au)、ソフトバンク、楽天モバイルでの取り扱いが発表されています。
気になる予約開始、発売日はいつ?
ドコモおよびKDDI、楽天の発表によると共に『予約開始は2022年9月29日~』、『発売開始は10月21日』です。
各キャリアの価格は?
価格はドコモが「13万7280円」、auは「13万4900円」、ソフトバンクは「14万7600円」、楽天モバイルは「11万9900円」です。※2022年10月15日時点
各社の端末購入プログラムを利用することで、ドコモが「6万3360円」、auは「7万4060円」、ソフトバンクは「7万3800円」で購入できます。
円安の影響もあり、前モデルと比べると約1~2万円ほど高くなっています。
同じケースを利用できる?
Xperia 5 IVとXperia 5 IIIでは大きさが少し異なるため、同じケースは利用できず、流用はできないと思った方が良いです。
「Xperia 5 IV」の魅力は?
大きくは以下の7点です。特に最高クラスのCPU性能、バッテリー容量の増加、カメラ性能、ステレオスピーカーの進化が大きな魅力ポイントです。それ以外にも進化点がいくつかあります。ハイエンドモデルとして十分すぎる性能を兼ね備えています。
- 最高クラスのCPUを搭載
- 前モデルより増えたバッテリー容量
- カメラ機能(ZEISSレンズ搭載、瞳AF対応)
- ステレオスピーカーの性能向上
- nanoSIM/eSIMの両方に対応
- ワイヤレス充電(Qi)対応
- 強度の向上
「Xperia 5 IV」はどんな人におすすめ?
Xperiaのハイエンドスマホを使いたい、カメラ機能にこだわっている方に非常におすすめです。また、Xperia 1 IVだと価格が高すぎる、サイズが大きすぎるという方にもおススメできます。
また、Xperia 5 シリーズはサイズ感、カメラ性能、スペック、価格のバランスが良く、比較的万人におすすめできるハイエンドスマホです。
まとめ
Xperia 5シリーズとして前モデルよりしっかり進化。カメラ機能を大切にしつつ、コンパクトなハイエンドモデル
Xperia 5 IVはこれまでの5シリーズから、サイズ感、バッテリー容量、ステレオスピーカー性能、耐久性など、スペック面でしっかりとした進化を遂げています。
特にバッテリー容量の増加、ステレオスピーカーの進化は普段使いの快適さに直結するため、非常に嬉しい進化ポイントの一つです。
カメラ性能については、Xperia 5 IIIで搭載されていた70mmと105mmを切り替える可変式望遠レンズがXperia 5 IVでは廃止となっています。この点は残念なポイントですが、60mm望遠が搭載されているので、普段使いであれば十分と思っています。
より快適な操作ができるハイエンド機種を選ぶことで、より普段の生活が快適になります。Xperia 5 IVはXperiaシリーズを使い続けている方におすすめにできるハイスペックなスマートフォンです。