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「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」の違いを比較

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2022年9月8日にGalaxyより日本向け新商品が発表されその中から縦折りの折り畳みスマートフォンGalaxy Z Flip4を紹介したいと思います。

はぴさら

2021年冬に発売したGalaxy Z Flip3 5Gの後継機種として、2022年9月29日に発売開始となりました!!

2021年冬に発売されたGalaxy Z Flip3 5Gはこれまで非対応だった防水やFeliCaに対応し、価格.comのレビューでも4.62という高い評価を受けた機種でした。※2022年10月10日時点

Galaxy Z Flip4はそのGalaxy Z Flip3 5Gの後継機種で、フォルダブルスマートフォンとも呼ばれる縦折り可能な折り畳みスマートフォンです。どんなスペックなのか、前モデルとの比較や、進化点、魅力ポイントなど、分かりやすく説明します。

目次
  1. 「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」のスペック比較
  2. 「Galaxy Z Flip4」の取り扱いキャリアは?
  3. 気になる予約開始、発売日はいつ?
  4. 各キャリアの価格は?
  5. 同じケースを利用できる?
  6. 「Galaxy Z Flip4」の魅力は?
  7. 「Galaxy Z Flip4」はどんな人におすすめ?
  8. まとめ

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」のスペック比較

はぴさら

スペックを比較した一覧はこちらです。(ドコモ公式HPより)

Galaxy Z Flip4とGalaxy Z Flip3 5Gを比較して、より良くなった箇所へ赤線、逆に悪くなった箇所へ青線を引いています。なお、Galaxy Z Flip4の名前には末尾に「5G」と付いていませんが前モデル同様5G対応機種です。

 Galaxy Z Flip4Galaxy Z Flip3 5G
サイズ[高さ×幅×厚さ/mm]オープン:約165×72×6.9mm
クローズ:約85×72×15.9mm
オープン:約166×72×6.9mm
クローズ:約86×72×15.9mm
UIMnanoSIM/eSIMnanoSIM
質量[g](電池含む)約187g約184g
OSAndroidTM 12AndroidTM 11
CPUSnapdragon 8+ Gen1
3.1GHz+2.0GHz
オクタコア
Snapdragon 888
2.8GHz+1.8GHz
オクタコア
内蔵メモリ[RAM/ROM]約8GB/128GB
外部メモリ 最大対応容量
メインディスプレイ約6.7インチ/有機EL
Dynamic AMOLED
メインディスプレイ
解像度[横×縦]
Full HD+
1080×2640
リフレッシュレート120Hz対応
HDR
サブディスプレイ約1.9インチ/有機EL
Super AMOLED
サブディスプレイ
解像度[横×縦]
512×260512×260
アウトカメラ 有効画素数/F値約1200万画素/1.8
約1200万画素/2.2
インカメラ 有効画素数/F値約1000万画素/2.4
バッテリー容量3700mAh3300mAh
5G 通信速度
[受信時/送信時の最大速度]
4.9Gbps/1Gbps4.2Gbps/218Mbps
4G 通信速度
[受信時/送信時の最大速度]
1.7Gbps/75Mbps
VoLTE/VoLTE(HD+)○/○
テザリング同時接続数
[Wi-Fi/USB/Bluetooth®]
10台/1台/3台
Bluetooth(対応バージョン)○(5.2)○(5.1)
WORLD WING®
4G(LTE)/3G/GSM
○/○/○
接続端子USB Type-C
ワイヤレス充電(Qi)
ステレオスピーカー
防水・防塵○/-
ワンセグ/フルセグ/FMラジオ-/-/○
おサイフケータイ®[Felica®]
生体認証○指紋、顔
ハイレゾ ※ハイレゾ対応のヘッドセットや
スピーカー(別売り)が必要
その他機能5Gミリ波対応
5G SA対応予定
前モデルより強度向上
カラーボラパープル
グラファイト
ピンクゴールド
クリーム
ファントムブラック
発売時期2022年9月29日2021年10月6日
価格 2022/10/10時点159,500円93,896円(割引中)
価格
(いつでもカエドキプログラム適用)
92,18033,176円(割引中)
メーカーサムスン電子株式会社サムスン電子株式会社

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」のサイズ、重量、比較

幅と厚みは同じですが、Galaxy Z Flip4の方が高さがオープン時、クローズ時共に「1mm」短くなっています。

重量はGalaxy Z Flip4が「187g」と、Galaxy Z Flip3 5Gに比べ約3g重くなっています。ただ、バッテリー容量がUPしていることを考えると、そこまで気にならない変化です。

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」のUIM比較

Galaxy Z Flip4では「nanoSIM」と「eSIM」の両方に対応しています。

国内のGalaxy Flipシリーズとして初めてのeSIM対応となり、eSIM対応を待っていた方は非常に嬉しい進化点です。

従来通り「nanoSIM」にも対応しているので、これまで使っていた物理SIMカードを挿すことでも利用できるのも安心ポイントです。

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」のOS比較

Galaxy Z Flip4では「Android 12」、Galaxy Z Flip3 5Gでは「Android 11」となり、Galaxy Z Flip4の方が新しいです。

Galaxy Z Flip3 5Gも既にOSバージョンアップが実施されており、Android 12へのアップデートが可能です。

Galaxy Z Flip4の方が将来的により新しいOSまでサポートされます。

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」のCPU比較

Galaxy Z Flip4では「Snapdragon 8+ Gen1 3.1GHz+2.0GHz オクタコア」を搭載しており、今シーズン最高性能のCPUが搭載されています。

Galaxy Z Flip3 5Gは「Snapdragon 888 2.8GHz+1.8GHz オクタコア」を搭載しており、1年前時点での最高性能CPUを搭載しています。

両機種ともハイパワーが求められるゲーム等でも困ることの無い、ハイパフォーマンスの処理性能を兼ね備えています。

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」のRAM/ROM比較

両機種ともRAM8GB、ROM128GBとなっています。

ハイエンドモデルとして、十分なスペックです。

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」の外部メモリ比較

両機種とも「microSDカード非対応」です。

最近のGalaxyのハイエンド機種にはmicroSDカードスロットが無いため、容量を追加したい場合はクラウドストレージ等を利用しましょう。

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」のディスプレイ比較

両機種ともメインディスプレイは「約6.7インチ/有機EL Dynamic AMOLED」で、非常に明るく高精細なディスプレイとなっています。

サブディスプレイは両機種とも「約1.9インチ/有機EL Super AMOLED」となっていますが、Galaxy Z Flip4の方がやや解像度が大きくなっています。

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」のリフレッシュレート比較

どちらも「リフレッシュレート120Hz」に対応しており、非常に滑らかな画面の描画が可能になっています。

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」のカメラ比較

両機種とも、アウトカメラは「約1,200万画素 F値1.8」と「約1,200万画素 F値2.2」を搭載、インカメラも「約1,000万画素 F値2.4」と同じになっています。

折り畳み形状を活かした撮影ができるのもFlipシリーズの特徴の一つです。

ソフトウェアの進化による性能向上はあるかもしれませんが、スペック上あまり進化点はありません。

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」のバッテリー容量比較

Galaxy Z Flip4では「3,700mAh」のバッテリー容量を搭載しており、前機種Galaxy Z Flip3 5Gの「3,300mAh」からUPしています。

より長時間利用することができるため、非常に嬉しい進化点です。

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」の通信速度比較

Galaxy Z Flip4は「4.9Gbps/1Gbps」と非常に高速通信が可能になっています。

両機種とも5G対応機種ですが、Galaxy Z Flip4は「ミリ波」および「5G SA」に対応しています。

5G SAは今後のソフトウェアアップデートで対応予定です。まだ5G SAの対応エリアが狭いため、恩恵は受けづらいですが、対応しているのは魅力ポイントです。

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」のWi-Fi/Bluetooth比較

両機種ともに、Wi-Fi/Bluetooth搭載で、Galaxy Z Flip4の方がBluetoothの対応バージョンが「5.2」と新しい規格に対応しています。

Galaxy Z Flip3 5Gの「5.1」と比べ、大きな違いはありません。

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」のスピーカー比較

どちらもステレオスピーカー搭載です。

音質にこだわりの方も安心のスペックとなっており、DolbyAtmosにも対応しています。

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」の防水防塵認証比較

両機種とも防水対応しています。

なお、防塵は折り畳みの構造上なのか、非対応です。

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」の生体認証比較

両機種ともに「指紋、顔」の両方に対応しています。

自宅などは顔認証、外でマスクをしている際は指紋認証が便利なので、この2つが搭載されていることは非常に嬉しいポイントです。

なお、指紋認証はサイドキーで行うタイプです。

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」のその他比較

その他として、両機種ともイヤホンジャック非搭載です。

また、Galaxy Z Flip4では耐久性の強化がされており、より頑丈になっています。

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」のカラー比較

Galaxy Z Flip4は国内3色展開で、「ボラパープル、グラファイト、ピンクゴールド」です。

Galaxy Z Flip3 5Gでは「クリーム、ファントムブラック」の2色展開です。

「Galaxy Z Flip4」と「Galaxy Z Flip3 5G」の外観比較

パッと見た感じだと、大きな違いはありません。

Galaxy Z Flip4 ボラパープル
Galaxy Z Flip4 端末画像※ドコモ公式HPより
Galaxy Z Flip3 5G クリーム
Galaxy Z Flip3 5G 端末画像※ドコモ公式HPより

「Galaxy Z Flip4」の取り扱いキャリアは?

2022年9月8日時点の情報だと、ドコモおよびKDDI(au)、楽天モバイルでの取り扱いが発表されています。

昨年、前モデルGalaxy Z Flip3 5Gはドコモおよびauにて取り扱いがありましたが、楽天モバイルでの取り扱いは初めてとなります。

気になる予約開始、発売日はいつ?

ドコモおよびKDDI、楽天の発表によると共に『予約開始は2022年9月8日~』、発売日は「2022年9月29日」です。

各キャリアの価格は?

価格はドコモが「15万9500円、いつでもカエドキプログラムでの実質負担額は9万2180円」、auは「15万9870円、スマホトクするプログラムでの実質負担額が9万3150円」、楽天モバイルは「13万9800円」です。※2022年10月9日時点

円安の影響もあってか、前モデルと比べると約3~4万円ほど高くなっています。

同じケースを利用できる?

Galaxy Z Flip4とGalaxy Z Flip3 5Gでは大きさが少し異なるため、同じケースは利用できず、流用はできないと思った方が良いです。

「Galaxy Z Flip4」の魅力は?

大きくは以下の7点です。特に最新CPU搭載とバッテリー容量の増加、高速通信対応、eSIMにも対応しているのがが大きな魅力ポイントです。ハイエンドモデルとして十分すぎる基本性能を兼ね備えています。

魅力ポイント
  1. 最高スペックのCPUを搭載
  2. 前モデルより増えたバッテリー容量
  3. 高速通信対応(5G ミリ波、5G SA対応)
  4. nanoSIM/eSIMの両方に対応
  5. 折り畳むとコンパクトなサイズ感
  6. サブディスプレイの大型化
  7. 強度の向上

「Galaxy Z Flip4」はどんな人におすすめ?

先進的な折り畳みスマートフォンを利用したい方に非常におすすめできるハイエンドモデルです。折りたたむとコンパクトなサイズになりつつ、開くと大画面というのも、折り畳みの特徴です。

また、Galaxy Z Flipシリーズはおしゃれなスマートフォンとして話題になることも多く、おしゃれなスマートフォンが欲しい方にもおススメできる1台です。

まとめ

縦折りの折り畳みスマートフォンが正統進化。さらに使いやすく、誰にでもオススメしやすくなったハイエンドモデル

Galaxy Z Flip4はこれまでのFlipシリーズから、スペック面で正統進化を遂げています。

特にバッテリー容量の増加は普段使いの快適さに直結するため、非常に嬉しい進化ポイントの一つです。その他の各種スペックもハイエンドモデルらしい、ハイスペックとなっています。

もしイマイチな点を挙げるとするならば「価格が高いこと」ですが、ハイスペックなスマートフォンの中では安い部類となります。

普段使う頻度が多いスマートフォンだからこそ、より快適な操作ができるハイエンド機種がおすすめです。先進的な折り畳みスマートフォンを使いたい、ハイスペックなスマートフォンを使いたい方におすすめできる1台です。

例年冬にかけて、各通信キャリアから、新商品が発表されていく時期になります。どんな新しいスマートフォンが発表となるのか楽しみですね!