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「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」の違いを比較

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2022年9月26日にシャープより新しいスマートフォンの発表がありました。その中から、AQUOS sense7を紹介します。

はぴさら

2021年冬に発売したAQUOS sense6の後継機種として、2022年9月26日から予約開始となることが発表されました!!

スタンダードモデルとして2021年冬に発売されたAQUOS sense6はスタンダードモデルの中でも、スペックを抑えた機種として価格も安く、初めてスマートフォンを持つ方等に広く人気のあるモデルでした。

AQUOS sense7はAQUOS sense6の後継機種です。シャープスマホとして長く販売されているsenseシリーズの機種ですが、sense7ではこれまでのsenseシリーズと比べ、もはや別モノと呼べる程大幅な進化となっています。どんなスペックなのか、前モデルとの比較や特徴など、分かりやすく説明します。

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」のスペック比較

はぴさら

スペックを比較した一覧はこちらです。(ドコモ公式HPより)

AQUOS sense7とAQUOS sense6を比較して、より良くなった箇所へ赤線、逆に悪くなった箇所へ青線を引いています。

 AQUOS sense7AQUOS sense6
サイズ[高さ×幅×厚さ/mm]約152×70×8.0mm約152×70×7.9mm
UIMnanoSIM/eSIMnanoSIM
質量[g](電池含む)約158g約156g
OSAndroidTM 12AndroidTM 11
CPUSnapdragon 695
2.2GHz+1.8GHz
オクタコア
Snapdragon 690 5G
2.0GHz+1.7GHz
オクタコア
内蔵メモリ[RAM/ROM]約6GB/128GB4GB/64GB
外部メモリ 最大対応容量microSDXC 1TB
ディスプレイ約6.1インチ/IGZO
OLED 有機EL
ディスプレイ解像度[横×縦]Full HD+
1080×2432
リフレッシュレート120Hz対応
HDR
アウトカメラ 有効画素数/F値約5030万/1.9
約800万/2.4
約4800万/1.8
約800万/2.4
約800万/2.4
インカメラ 有効画素数/F値約800万/2.0
バッテリー容量4570mAh
5G 通信速度
[受信時/送信時の最大速度]
2.1Gbps/218Mbps
4G 通信速度
[受信時/送信時の最大速度]
694Mbps/90Mbps1Gbps/90Mbps
VoLTE/VoLTE(HD+)○/○
テザリング同時接続数
[Wi-Fi/USB/Bluetooth®]
10台/1台/4台
Bluetooth(対応バージョン)○(5.1)
WORLD WING®
4G(LTE)/3G/GSM
○/○/○
接続端子USB Type-C
ワイヤレス充電(Qi)
ステレオスピーカー
防水・防塵○/○
ワンセグ/フルセグ-/-
おサイフケータイ®[Felica®]
生体認証○指紋、顔
ハイレゾ ※ハイレゾ対応のヘッドセットや
スピーカー(別売り)が必要
その他機能1/1.55インチカメラセンサー搭載
ナイトモード
ブレクリーナー
カラーライトカッパー
ブルー
ブラック
ラベンダー
ライトカッパー
シルバー
ブラック
ブルーメタリック
発売時期2022年11月11日2021年11月4日
価格 2022/11/01時点54,23031,724円
価格
(いつでもカエドキプログラム適用)
43,67014,564円
メーカーシャープ株式会社

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」のサイズ、重量、比較

高さと幅は同じですが、AQUOS sense7の方が厚みは「0.1mm」厚くなっています。

重量はAQUOS sense7の方が「約158g」とAQUOS sense6と比べ2g重くなっていますが、両機種ともかなり軽い機種で大差ありません。AQUOS sense7では、大型カメラセンサー搭載やRAM/ROMの増加、eSIMにも対応しているため、2gしか重くなっているのはスゴイです。

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」のUIM比較

AQUOS sense7では「nanoSIM」と「eSIM」の両方に対応しています。

AQUOS senseシリーズとして初めてのeSIM対応となり、eSIM対応を待っていた方は非常に嬉しい進化点です。

従来通り「nanoSIM」も使うことができ、使っていた物理SIMカードを挿すことでそのまま利用できる点も安心です。

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」のOS比較

AQUOS sense7では「Android 12」、AQUOS sense6では「Android 11」となり、AQUOS sense7の方が新しいです。

AQUOS sense7の方が将来的により新しいOSを利用することができます。

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」のCPU比較

AQUOS sense7は「Snapdragon 695 2.2GHz+1.8GHz オクタコア」を搭載しており、AQUOS sense6と比べ、性能がアップしています。

普段使いであれば、困ることの無い十分なスペックを持っています。

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」のRAM/ROM比較

AQUOS sense7は「RAM6GB、ROM/128GB」AQUOS sense6は「RAM4GB、ROM64GBとsense7では大幅進化を遂げています。

この違いは非常に大きく、AQUOS sense7はかなり快適な操作性が実現されるため、より満足度が高い機種です。

これにより、前モデルでスタンダードモデルとして少し物足りなかった部分が大幅改善されました。

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」の外部メモリ比較

両機種とも「microSDカード対応」で、microSDXC 1TBまで対応しています。

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」のディスプレイ比較

両機種とも「約6.1インチ/IGZO OLED 有機ELとなっており、特に違いはありません。

IGZOディスプレイは省電力であることが特徴のシャープディスプレイです。

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」のカメラ比較

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」ではカメラ性能に大きな違いがあり、大幅な進化を遂げています。

AQUOS sense7はアウトカメラに「約5030万 F値1.9」を搭載しており、1/1.55インチセンサーを搭載していることが特徴です。

1/1.55インチセンサーは大型のセンサーとなり、センサーが大きいほどキレイな写真を撮影することができます。

カメラの数自体は少なくなっていますが、AQUOS sense6のカメラ性能とメインカメラの使用率から考えると、AQUOS sense7のカメラの方が使い勝手が良く、キレイな写真を撮影することができます。AQUOS Rシリーズにて培ったカメラ技術がsense7にも反映されている様です。

また、senseシリーズ初のナイトモードにも対応しており、夜景などの暗いシーンでもよりキレイな写真撮影が可能になっています。

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」のバッテリー容量比較

両機種とも「4,570mAh」のバッテリー容量です。

スタンダードモデルとして十分なバッテリー容量です。

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」の通信速度比較

どちらも5G対応機種です。AQUOS sense7の方が「4G受信速度 694Mbps」とAQUOS sense6に比べて遅くなっていますが、そこまで気にする必要が無い差です。

なお、より高速となる「ミリ波」には両機種とも非対応です。SAにも対応していません。

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」のWi-Fi/Bluetooth比較

両機種ともに、Wi-Fi/Bluetooth搭載です。

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」のスピーカー比較

どちらもモノラルスピーカーです。

普段の利用では特に問題ありませんが、音質にこだわる方はステレオスピーカー搭載機種がおすすめです。

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」の防水防塵認証比較

どちらも防水、防塵に対応しています。

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」の生体認証比較

両機種ともに「指紋、顔」の両方に対応しています。

AQUOS sense7では「マスクを着けたままでの顔認証」が可能になっています。

便利な顔認証ですが、外出時にマスクをしていると顔認証が使えず、指紋認証やパターンロック解除などで対応しなければなりません。ですが、本機能によりマスクを付けた外出時でも簡単にロック解除が可能となり非常に便利です。

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」のその他比較

その他として、両機種ともイヤホンジャック搭載です。

イヤホンジャック非搭載の機種も増えていますが、あると便利な機能の一つです。

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」のカラー比較

AQUOS sense7は4色展開で、「ライトカッパー、ブルー、ブラック、ラベンダー」です。

ラベンダーはドコモオンラインショップでの購入となります。

これまでのsenseシリーズは年配向けの色味が多かった印象ですが、AQUOS sense7ではより幅広い方に受け入れられやすい色味になっています。

「AQUOS sense7」と「AQUOS sense6」の外観比較

外観がかなり変更となっており、大きな違いはカメラ部分です。AQUOS sense7では大型のカメラセンサーを搭載したことで、大きめのカメラが配置されています。

AQUOS sense7
AQUOS sense7 端末画像※ドコモ公HPより
AQUOS sense6
AQUOS sense6 端末画像※ドコモ公式HPより

「AQUOS sense7」の取り扱いキャリアは?

2022年9月26日時点の情報だと、ドコモおよびKDDI(auおよびUQmobile)および楽天モバイルでの取り扱いが発表されています。

気になる予約開始、発売日はいつ?

ドコモおよびKDDI、UQmobileの発表によると『予約開始は2022年9月26日開始』、発売日は「2022年11月11日」です。

ドコモ限定カラーのラベンダーのみ、2022年11月4日より販売開始です。

各キャリアの価格は?

2022年11月1日時点の情報として、ドコモの価格は「一括54,230円、カエドキプログラム適用で43,670円」、KDDI、UQmobileの価格は「一括59,500円、スマホトクするプログラム適用で33,580円」、楽天モバイルの価格は「一括49,980円」となっています。

前モデルと同じケースを利用できる?

AQUOS sense7とAQUOS sense6では、カメラ形状や厚みなどに差分があるため、流用はできません。

「AQUOS sense7」の魅力は?

大きくは以下の5点です。特にカメラとRAM/ROMの進化は非常に魅力的なポイントです。また、バッテリー容量の大きさやIGZOディスプレイによる省電力もsenseシリーズの特徴です。

顔認証と指紋認証の両方に対応し、顔認証が新たにマスクをしていても使えるようになったのは利便性に繋がるポイントです。スタンダードモデルの中では比較的安価であることも特徴の一つです。

魅力ポイント
  1. 約5,030万画素のメインカメラ、1/1.55インチセンサー搭載
  2. RAM6GB/ROM128GB搭載
  3. 4,570mAhのバッテリー搭載
  4. 指紋認証と顔認証に対応(顔認証はマスクにも対応)
  5. 比較的価格が安い

「AQUOS sense7」はどんな人におすすめ?

スタンダードモデルの中でも価格も抑えめでありながら、カメラ性能の大幅進化とRAM/ROMの基本スペックの進化により、かなり使い勝手のよいスマートフォンになっています。

そのため、初めてスマートフォンを持つ方やこれまでsenseシリーズを使っていた方、ちょっと良い写真を撮りたい方が買い替えるにはおすすめの機種と言えます。

まとめ

今回のsenseは一味違う!!どんな人にもおすすめしやすい、ちょっとだけ良い機種を選びたい方の有力候補

AQUOS sense7は過去モデルから大幅進化を遂げており、カメラ性能と基本スペック、利便性を高めた非常に使いやすい機種です。

もしイマイチな点を挙げるとするならば、搭載しているCPUがものすごく高性能というわけではないため、ゲームなど処理性能を必要とする場合は力不足の場合があります。普段使いとしては十分な性能は搭載しているので、大きく気になる点にはなりません。

エントリーモデルのスマートフォンよりちょっとスペックが良いスマートフォンを探している方は、この機種が有力候補になるそんな1台です。

例年冬にかけて、各通信キャリアから、新商品が発表されていく時期になります。どんな新しいスマートフォンが発表となるのか楽しみですね!