こんにちは、『はぴさら』です。私はこれまでパソコンのセキュリティソフトとして、10年以上「カスペルスキー」を利用してきました。
ただ、2022年3月頃より、不安になるニュースが飛び交っていると思います。
「なぜカスペルスキーが話題になっているの?乗り換えるとしたら何がいいの?」そんな疑問が解消できるよう、乗り換え先のセキュリティソフトを考えてみました。
カスペルスキーの代わりのセキュリティソフトは何が有力候補なのか、分かりやすく説明しますので、ぜひ検討の参考にしてくださいね!
なぜカスペルスキーがニュースになっているのか?
『アメリカのFCC(連邦通信委員会)がカスペルスキーを「国家安全保障上の脅威」と認定』というニュースが出ています。
2022年3月アメリカのFCC(連邦通信委員会)がロシア企業のセキュリティソフトであるカスペルスキーを「国家安全保障上の脅威」と認定したという内容のニュースが流れています。
「カスペルスキー」がロシア企業のセキュリティソフトであるため、今回このような対応が行われたとされており、Kasperskyは脅威と認定されたことに対し、声明で非難しています。
一般ユーザーの我々からすると、カスペルスキーを使い続けてよいのか?これからアメリカの制裁が強まったら使えなくなるのか?など、不安になりますよね。
私もこれまで、カスペルスキーの「セキュリティ重視」「動作が軽い」といった総合力の高さから10年以上利用しています。この記事では、そんな私がカスペルスキーからセキュリティソフトを乗り換えるとしたら、有力候補が何なのか真剣に考えてみました。
セキュリティソフトに求めることは?
既にカスペルスキーをお使いの方は、「セキュリティ重視」、「動作が軽い」といった総合力の高さへこだわりがある人だと思います。私もこの二つを大切にしています。
セキュリティソフトを選ぶ際の選定基準として、以下を重視したいですよね。
- セキュリティレベルの高さ
- 動作の軽さ
私もこの二つともにこだわりがあり、ただ動作が軽いだけだとセキュリティレベルが低く、セキュリティレベルが高いと動作が重くなる・・・、そんな中でバランスの取れたソフトを選びたい!
そう思い色々と調べた結果、「カスペルスキー」の総合力に魅力を感じ、10年以上使用しています。実際に動作が軽く、セキュリティレベルも高いので、非常に満足しています。
そこでカスペルスキーからの乗り換え先を真剣に検討するにあたり、今回は、主要なセキュリティソフトについて、「セキュリティレベルが高いのか?」、「動作が軽いのか?」といった観点で、データを集め、比較してみます。
セキュリティソフトの評価機関の結果比較
評価機関の説明
セキュリティソフトの評価機関として有名な以下の3つのデータを用いて比較します。
評価機関名 | 所属 | 評価軸 |
AV-Comparatives | オーストリア | セキュリティの高さ、動作の軽さ |
AV-TEST | ドイツ | セキュリティの高さ、動作の軽さ |
SE Labs | アメリカ | セキュリティの高さ |
比較結果
評価機関それぞれの結果を表にしました。
「日本で主要なセキュリティソフト」、「結果が良かったソフト」をピックアップして、色付き背景にしています。
【AV-Comparatives 総合結果】
「カスペルスキー」と「マカフィー」が良い結果を出しています。
ビットディフェンダーも良い結果を出していますが、あまり日本ではまだ浸透していないと思っており、今回の乗り換え候補からは除外しています。※ルーマニアのセキュリティソフトです。
【AV-Comparatives 部門別結果】
2021年の部門別の結果です。
「カスペルスキー」と「マカフィー」、「ESET」が良い結果を出しています。セキュリティの高さはマカフィーといった印象です。
【AV-TEST 部門別結果】
部門別の結果です。
「マカフィー」、「カスペルスキー」、「ノートン 360」、「ESET」が良い結果を出しています。
【SE-Labs 年間計4回の結果】
年4回ある調査においてトリプルAを全ての回で取得したソフトのリストです。
「カスペルスキー」、「マカフィー」、「ノートン」、「マイクロソフト」が良い結果となっています。※マイクロソフトというのは、Windows標準セキュリティであるMicrosoft Defenderのことです。
結果を踏まえて、乗り換え有力候補は?
総合力の高さから「マカフィー」が有力候補
はぴさら
3つの評価機関の結果を見てみると、どの機関からの評価も高い「マカフィー」が乗り換え先の有力候補です。
次の候補としては、総合力で「ノートン 360」、動作の軽さで「ESET」が挙がりそうです。
「ESET」は、「セキュリティの高さ」というよりは「動作の軽さ」で高い評価を受けているように見えており、『セキュリティの高さにこだわりつつ、動作の軽さも気にしたい人』には、選択肢から外れると思います。
なお、「マカフィー:アメリカ」、「ノートン 360:アメリカ」、「ESET:スロバキア」の企業の商品です。
結果を見て思ったこと
私はカスペルスキーを10年以上使い続けているため、これまで他のセキュリティソフトと比較することはなかったのですが、今回、3つの評価機関の結果から、「カスペルスキー」の総合力の高さに改めて気付かされる結果となりました。
10年以上前のセキュリティソフトは、ノートンやウィルスバスター、マカフィーなどが有名な商品でしたが、その頃はセキュリティが弱かったり、動作が以上に重かったりと、あまり良い印象がありませんでした。
しかし、改めて最近の結果を調べてみると、マカフィーやノートンは進化を続けており、高い評価を受けていることが分かりました。
乗り換えるべきか、様子を見るべきか?
改めてカスペルスキーの評価の高さを知る結果となり、使い続けたい!と思ってしまいましたが、セキュリティ対策は常に実施しておくこそ意味があるため、安心して使い続けられることも大切な要素だと思います。
そのため、これを機会に「マカフィー」に乗り換えようと思っています。
「マカフィー」、「ノートン 360」共に体験版が利用可能
有料版を購入する前に、体験版で使用感を確認するのがおすすめです。
評価機関の結果から、カスペルスキーの代わりとして「マカフィー」が乗り換え先の有力候補ですが、実際に有料版を購入するのではなく、まずは体験版で使用感を確認するのがおすすめです。
セキュリティソフトによって、どのくらいパソコンへの影響があるのか、使いやすさはどうなのか等、実際に試してみるのが良いと思います。
なお、「マカフィー」だけでなく、「ノートン 360」も体験版の提供があるので、両方試してみるのもいいですね。
特に、搭載機能には若干の違いがあるため、乗り換え前の確認は必須です。
【まとめ】カスペルスキーの代わりは「マカフィー」
一度、代わりの乗り換え先を検討してみては?
今回、使い続けたカスペルスキーの代わりのセキュリティソフトを真剣に、評価機関のデータを踏まえて考えてみました。
現在のカスペルスキーを利用し続けるのには不安がある方は、一度乗り換え先を検討してみてはいかがでしょうか?
継続利用の場合でも、今後のカスペルスキーに関する状況も気にしておく必要がありますね。
ぜひ参考にしていただき、少しでも不安なく、快適にパソコンを使い続けていただければと思います。