「つみたてNISA」をまだ始めていない人、すでに始めている方も、運用実績は気になりますよね。私は2019年12月よりeMAXIS Slim 先進国株式インデックスへ継続的につみたてNISAを実施しています。
実際どのくらい儲かっているのか、私のつみたてNISAのリアルな運用実績を公開します!
この記事では、「つみたてNISAの運用実績」、「私が積み立てている商品の紹介」、「なぜその商品を選んだのか」、「初心者の方へおすすめするつみたてNISAの商品」などをご紹介します。
つみたてNISAの運用実績は『2022年8月は+550,300円』
2019年より毎年上限額の約40万円をつみたてNISAで運用しています。
2022年8月までの運用リターンは+37.52%
2019年12月から2022年8月までのリターンは、『+37.52%』となりました。
+37.52%は非常に高いリターンとなっており、順調すぎるほど運用が上手くいっている数字です。ただ、つみたてNISAは長期での運用を前提としているため、この数字に一喜一憂することなく、長くコツコツと積み立て続けていきます。
投資ですので、良い時もあれば悪い時もあります。現在は非常に良い結果が出ていますが、今後少しずつ下がっていくと予想しています。そんな時でもより長く、コツコツと積み立てを続けることで、最終的に評価損益を大きくすることが目標となります。
つみたてNISAの評価損益は+550,300円
これまでのつみたてNISA実績と2022年8月の評価損益をグラフにしたものがコチラです!
2022年8月の評価損益は、『+550,300円』となりました。
リターンが大きくなっている分、評価損益額も順調すぎる程、好調になっています。少し順調すぎる結果のため、少し冷静になりつつ、積み立て投資を継続します。
米国株の上昇影響もあり、前月より少し上昇し引き続き十分な利益が出ている状態です。
また、グラフの中で2020年3月にリターンがマイナスとなっている時期は、コロナショックと呼ばれる世界的な暴落の影響を受けています。ですが、その後、順調に回復し、今では大きなリターンに繋がっています。
つみたてNISAの特徴でもある、「長期運用」、「つみたて」の効果を実感しています。
基本的にはどんな状況でもコツコツと積み立てを実施していくのが大切になるので、私も引き続き積み立てを継続していきます。
私がつみたてNISAで購入中の商品
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』へ毎月33,333円、年間約40万円の積み立て実施中です!
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスを積み立て中
私は2019年12月より、楽天証券にて『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』へ毎月33,333円、年間約40万円の積み立てを実施中です。
私は比較的リスクを取った運用を行っています。
私が「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」を選んだ理由
この商品を選んだ7つの理由
なぜこの商品を選んだかですが、以下の考えに基づいて商品を選択しています。
- 長期運用前提となるため、株式が中心であること
- アメリカを中心とした先進国の成長が今後も継続する
- アメリカのみではなく、先進国への分散を行いたい
- 新興国の成長は未知数。※成長に自信が持てないため、除外
- 日本については、つみたてNISA以外の資産があるため、除外
- 指数に連動するインデックスファンドであること
- 信託報酬が安いこと
①長期運用前提となるため、株式が中心であること
つみたてNISAは最長20年の運用期間があるため、長期間での投資を前提としています。そのため、株式中心とすることで、より大きなリターンを狙うことが目標です。
また、つみたてNISAの特徴である、運用益が非課税となる点も、より大きなリターンを得る運用方法と相性が良いと考えています。
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は株式100%の商品で、リスクとリターンがある商品となります。
②アメリカを中心とした先進国の成長が今後も継続する
経済の中心はアメリカであり、世界経済の成長を先進国が牽引しているという考えを持っています。過去を見ても、アメリカが経済の中心であったことは実績として表れています。この未来はつみたてNISAの運用期間20年の間には変わらないのではと考えています。
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」では、投資先としてアメリカが70%程組み込まれており、アメリカの成長をしっかりと享受できる商品です。※組み込み比率は変動します。
③アメリカのみではなく、先進国への分散を行いたい
「長期、分散、つみたて」の投資の基本に則り、アメリカ1本はリスクがありすぎると考えており、先進国への分散投資を行うことで、若干ではありますがリスクの低減を図ることが出来ます。また、アメリカ経済の成長が他の先進国の成長にも波及しやすいと考えています。
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」では、アメリカ以外の投資先として残りの30%がその他の先進国(イギリス、カナダ、フランス、スイス、ドイツなど)となります。※組み込み比率は変動します。
④新興国の成長は未知数。※成長に自信が持てないため、除外
新興国は成長の伸びしろがある、人口増加も今後期待できるといった話もよくあります。ですが、私のつみたてNISAの運用期間である20年を考えたときに、新興国の成長は未知数すぎて、それよりも成長が期待できそうな先進国を対象とした投資を優先したいという考え方です。
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」では、新興国は投資対象となっていません。
⑤日本については、つみたてNISA以外の資産があるため、除外
私は日本に住んで会社員として働いてお給料をもらっていることから、ある程度日本経済の成長のメリットは享受できると考えています。
また、国内株式を少し保有していること、日本の経済状況は世界の国と比べるとやや弱い部分もあることから、私の投資方針として、つみたてNISAでは日本を対象としないのが良いと考えています。
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」には、日本は投資先に組み込まれていません。※日本が先進国ではないという意味ではなく、本商品に含まれていないという意味です。
⑥指数に連動するインデックスファンドであること
株価指数などのベンチマークに連動する運用を目指すのがインデックスファンドですが、個別銘柄への投資ではなく簡単なのと、分散投資ができること、手数料が安いなどの理由から、インデックスファンドを選択しています。
一方、アクティブファンドはベンチマーク以上の運用を目指すファンドのことですが、リスクが大きいこともあり、私は選択していません。
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は、名前の通りインデックス型の商品です。
⑦信託報酬が安いこと
長期で運用を行っていく中で、運用会社へ支払うコストは安い方が得られる成果に直結するため、信託報酬が安いことを重視しています。
運用会社へ支払うコストが高いほど、良いパフォーマンスを出してくれそうなイメージを持つかもしれませんが、そこまでではないので、シンプルに信託報酬が安い商品として、eMAXIS Slimシリーズを選択しています。
「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は業界最低水準の運用コストを目指しているeMAXIS Slimシリーズの商品で、三菱UFJ国際投信という会社が運用しています。
今後も「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」を積み立て継続
私のつみたてNISAにおける考え方に基づき、引き続き「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」を継続積み立てしていきます。
資産状況や考え方、リターンやリスクの許容度などによって、よりベターな商品は変動すると思います。つみたてNISAの特徴である「長期、分散、つみたて」を意識しつつ、コツコツ積み立てていくことを大切にしましょう。
初心者向けにおすすめできる商品を以下でご紹介します。
2022年の円安を踏まえて、今後はどうするべき?
2022年9月も引き続き円相場が1ドル=139円台後半となり、非常に円安が進んでいます。
また、一時140円台前半と24年ぶりの円安水準にもなりました。
外国株を投資信託として購入する場合、為替の影響を受けるため(為替ヘッジ無しの場合)、円安はデメリットに働きます。※円の価値が下がっているため、購入により多くの円が必要となるため。
理想は円高で購入し、円安で売却することですが、これはコントロールが出来ません。
こんな場合でも「長期」、「つみたて」を意識して、運用を続けていくことで、為替によるリスクを低減することが出来ます。
私も円安の状況ではありますが、投資方針は変えず、コツコツと継続的につみたて投資を実施していきます。
初心者の方には『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』がおすすめ
つみたてNISAをこれから始める初心者の方には、『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』がおすすめ!
なぜ『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』がおすすめなのか
先程、私が商品を選ぶ際の考え方を紹介しましたが、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、世界全体への株式投資商品となります。
特徴は以下で、「世界全体の成長を享受できる」ことです。
- アメリカを中心とした先進国の成長を享受できる
- 日本も組み込まれており、日本の成長も取りこぼさない
- 新興国の成長も取りこぼすことが無い
- 世界の成長に合わせて、自動でバランスを取ってくれる
①アメリカを中心とした先進国の成長を享受できる
全世界を対象とした株式投資ですが、アメリカの組み込み比率が約60%程あり、アメリカの成長をしっかりと享受することが出来ます。
②日本も組み込まれており、日本の成長も取りこぼさない
全世界株式には、日本も約5%程組み込まれています。そのため、日本が今後成長した場合にも成長を取りこぼしません。
③新興国の成長も取りこぼすことが無い
新興国が今後大きく成長する場合の成長をしっかりと享受することが出来ます。逆に成長しなかった場合は、組み入れ比率が低いままなので、商品全体のパフォーマンスを大きく損ねることは少ないです。
④世界の成長に合わせて、自動でバランスを取ってくれる
全世界株式は、対象となる国の組み入れ比率を自動で調整します。(簡単に言うと、成長している国の比率は高く、あまり成長していない国の比率は少なくなる)
世界全体という分散によるリスク低減を図りつつ、世界の成長に合わせて、投資先を調整してくれるのは大きな特徴です。※注意点として、株式100%ですのでリスクを取った投資であることは変わりがありません。
特に初心者の方にはおすすめ
世界全体で分散を行いつつ、世界全体の成長に合わせて、投資先を調整してくれる全世界株式は比較的万人におすすめできる商品だと思います。
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』はダメなの?
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』もよく聞く商品だと思いますが、こちらについても説明します。
よく投資先として、「米国株式(S&P500)」という商品もおすすめとして情報が出てくると思います。非常に投資先として魅力的な商品であるのは事実です。
アメリカの主要500社に集中投資することで、パフォーマンスの高いアメリカの成長をがっつり享受することができ、かなりのリターンが過去実績からも期待できる投資商品です。
ただし、アメリカへの集中投資を意味しており、リターンと同時に大きなリスクを抱えて運用することになります。
このリスクを許容できる人には非常におすすめできる商品だと思いますが、「リスクを許容できない人」、「リターンだけに目が向いてしまっている人」は避けた方が良いと思います。
先程紹介した『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』であれば、アメリカのメリットも十分に享受しつつ、分散が実現できリスクを抑えることが出来るので、良いと思います。
投資は常にリスクが伴うことを忘れずに、投資商品を選びたいですね。
つみたてNISAを始めるなら楽天証券かSBI証券がおすすめ
私は「楽天証券」にて、つみたてNISAの口座を開設しています。
つみたてNISAを行うには、証券会社にてつみたてNISA口座の開設が必要です。
その際、楽天証券か、SBI証券のどちらかが良いと思います。それぞれの特徴はありますが、利用者が多く、ポイントが付与されるなどメリットも多いです。
私は楽天ポイントが使える・もらえることと、画面の見やすさに魅力を感じていて、楽天証券を利用しています。
投資はリスクが伴うことを忘れずに
非常に大切なので、忘れないように注意しましょう!
投資を行う際、常に頭に入れておくこととして、「リターンとリスクは隣り合わせであり、リスクがあること」、「自己責任であること」を常に意識しておきましょう。
特に、実績がプラスの時は良いですが、マイナスになる時に、冷静でいられなくなる場合は、自身のリスク許容度を超えた投資を行っている可能性があるので、投資方針を見直しましょう。投資を始める前に、ご自身のリスク許容度を確認することも大切ですね。
また、投資に回すお金について、生活防衛資金、直近で使う予定のお金を除いた、余剰資金で運用することも大切です。
まとめ
つみたてNISAはやらないのがもったいない非常にお得な制度。
つみたてNISAは非課税メリットが非常に大きく、どのご家庭にもおすすめできる制度です。始めるのが大変そうというイメージがあるかもしれませんが、一度始めれば積み立てていくだけなので非常に簡単です。
現在、私のつみたてNISAの実績を公開していますが、つみたてNISAがまだの人に向けて、少しでもチャレンジの背中押しが出来るよう引き続き情報発信していきます。
少しでも明るく楽しい未来に向けて、ぜひチャレンジしていきましょう!