投資/節税

【分かりやすく解説】『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』について

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

こんにちは、2019年から楽天証券でつみたてNISAを実施中の『はぴさら』です。

はぴさら

つみたてNISAのおすすめ商品としてよく見かける「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」について、どんな商品なのか分かりやすく解説します。

つみたてNISAの商品選びの際によく出てくるeMAXIS Slimシリーズの中から、米国株式の商品である『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』をご紹介します。

どんな商品なのか、どのくらいの実績があるのか、どんな国が投資先に組み入れられているのかなど、基本情報などを分かりやすく説明しますので、つみたてNISAの商品選びの参考にしてくださいね!

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の基本情報

はぴさら

2019年より毎年上限額の約40万円をつみたてNISAで運用しています。

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、ベンチマークとしてS&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指した商品です。

また、購入手数料、信託財産留保額が掛からず、信託報酬も最低水準の低さとなっており、非常に優秀な商品となっています。

ファンド名eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
タイプ米国株式
種別インデックス
ベンチマークS&P500指数(配当込み、円換算ベース)
購入手数料0%
信託財産留保額0%
信託報酬(運用管理費用)0.09680%以内
設定日2018/07/03
基準価額17,684円
(2022/02/28)
純資産総額9,805.26億円
(2022/02/28)
委託会社三菱UFJ国際投信

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の基準価額、純資産総額の推移は?

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 基準価額と純資産総額
三菱UFJ国際投信のデータから作成

基準価額は設定来より、右肩上がりで推移しています。また、純資産総額も順調に右肩上がりとなっており特に問題無いと思います。

純資産総額はある程度の金額があれば問題無いとされており、本商品は純資産額が多い部類なので問題ありません。

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の投資対象となる国・地域別構成比率は?

はぴさら

S&P500はアメリカの主要500社への投資となることから、アメリカが100%を占めています。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 国地域別構成比率
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)交付目論見書より(2022.1.26)

円グラフを見て分かる通り、投資先はアメリカのみです。アメリカの主要500社への集中投資となることから、大きなリターンが見込めます。

世界の経済を引っ張るアメリカ経済において、さらにその中でけん引する主要な500社が投資先となります。

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の業種別の構成比率は?

組み入れ業種上位10種がこちらです。

業種比率
ソフトウェア・サービス12.8%
テクノロジ・ハードウェア・機器8.4%
メディア・娯楽8.0%
医薬品・バイオテクノ・ライフ7.1%
小売6.2%
半導体・半導体製造装置5.8%
ヘルスケア機器・サービス5.7%
資本財5.1%
各種金融5.0%
銀行4.2%

見て分かる通り、様々な分野(セクター)への分散が図られていることが分かると思います。

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の組み入れ銘柄の例

組入上位10銘柄がこちらです。

はぴさら

「GAFAM」をはじめとする世界的な企業が入っていますね。

 銘柄国・地域業種比率
1APPLE INCアメリカテクノロジ・ハードウェア・機器6.60%
2MICROSOFT CORPアメリカソフトウェア・サービス5.80%
3AMAZON.COM INCアメリカ小売3.50%
4ALPHABET INC-CL Aアメリカメディア・娯楽2.10%
5ALPHABET INC-CL Cアメリカメディア・娯楽1.90%
6TESLA INCアメリカ自動車・自動車部品1.70%
7NVIDIA CORPアメリカ半導体・半導体製造装置1.60%
8BERKSHIRE HATHAWAY INC-CL Bアメリカ各種金融1.50%
9META PLATFORMS INC-CLASS Aアメリカメディア・娯楽1.30%
10UNITEDHEALTH GROUP INCアメリカヘルスケア機器・サービス1.20%

Google(ALPHABET)、Amazon、Facebook(現META)、Apple、Microsoft、テスラなど、どの会社も一度は聞いたことのある会社が並んでいると思います。

これらの会社に対して、集中的に投資するのがS&P500連動型の商品です。それだけ大きなリターンを狙えるというのが特徴です。

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を買った場合、約6.6%はアップル、約5.8%はMicrosoftといった具合に株を購入しているのと同じイメージになります。

「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の実績リターンは?

パフォーマンス6ヵ月1年3年5年
リターン(年率) 27.66 30.57 22.05

参考として、こちらが楽天証券で公開している2022年3月25日更新のリターンです。非常に高いパフォーマンスが出ています。

これ程高いリターンを生み出せるのは、米国株式(S&P500)だからとも言えます。

“投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year”を3年連続受賞

はぴさら

色々な方に評価されているのは商品として安心できるポイントになりますね。

“投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019”という賞があり、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、『2019年:2位、2020年:9位、2021年:4位』と3年連続で受賞しています。

ちなみに、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が3年連続1位を受賞しています。

取り扱いのある証券会社は?

はぴさら

私は「楽天証券」にて、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスを購入中です。

「楽天証券」や「SBI証券」、「マネックス証券」、「松井証券」など、多くの証券会社で取り扱いがあります。

どんな人におすすめの商品か?

アメリカの今後の成長が見込めると考えていて、今の勢いは衰えないと考える方、アメリカ経済をけん引する企業のメリットをしっかりと享受したい方、リターンをできる限り高めたい方には非常におすすめです。アメリカ経済の成長力は非常に大きく、これまでの実績でも大きなリターンを生み出しています。

逆にリターンが非常に大きい分、リスクも非常に高くなります。

逆に、アメリカ1本だと不安に感じる方は、リスクが高いため避けた方が良いと思います。

投資はリスクが伴うことを忘れずに

はぴさら

非常に大切なので、忘れないように注意しましょう!

投資を行う際、常に頭に入れておくこととして、「リターンとリスクは隣り合わせであり、リスクがあること」、「自己責任あることを常に意識しておきましょう。

特に、実績がプラスの時は良いですが、マイナスになる時に、冷静でいられなくなる場合は、自身のリスク許容度を超えた投資を行っている可能性があるので、投資方針を見直しましょう。投資を始める前に、ご自身のリスク許容度を確認することも大切ですね。

つい、リターンのことばかり目が行きがちになりますが、リスクにも目を向けましょう。

また、投資に回すお金について、生活防衛資金、直近で使う予定のお金を除いた、余剰資金で運用することも大切です。

まとめ

米国株式の商品として、非常に優秀

ここまで「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を説明してきましたが、どのような印象を持ちましたでしょうか?

非常に大きなリターンを生み出す米国株式はすごく魅力的に見えたかもしれません。そのリターンの大きさに惹かれた方も多く、「米国株式」の人気も高まっています。

eMAXIS Slimシリーズは信託報酬が低く設定されており、ファンドとしての規模や運用も問題なく、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は米国株式インデックスで商品を探す場合、おすすめできる商品です。

ぜひ参考にしていただき、少しでも明るく楽しい未来に向けて、つみたてNISAや投資へチャレンジしていきましょう!

つみたてNISAにて積み立て中の「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の運用実績をブログにて公開中です。少しでも皆様に役立ててもらえればと思います。